Skydio X2D

Skydio X2D
Skydio X2D

戦術的な情報収集、警戒監視、および偵察(ISR)任務に特化して開発された頑丈な折りたたみ式クアッドコプター型小型無人航空機システム(sUAS)。本機は、アメリカ国防省の国防イノベーションユニット(DIU)が定める「Blue sUAS」プログラムの承認リストに登録されており、米国政府や軍の高い安全基準およびNDAA(国防権限法)のサプライチェーン要件に完全準拠している。最大の特徴は、NVIDIA Tegra X2 SOCを中核とする極めて高度な独自の人工知能(AI)自律飛行エンジンを搭載している点である。機体に配置された6基の専用ナビゲーションカメラが周囲の環境をリアルタイムに1秒間あたり100万点以上の3Dポイントクラウド(立体地図モデル)として認識し、GPS信号が遮断された環境下や電波妨害を受けるコンテステッド環境(対抗環境)においても、完全自律的な全方位360度の衝突回避および動的ルート生成、目標自動追跡を実行する。これにより操縦者の認知負荷を劇的に軽減し、過酷な戦場環境における部隊レベルでの即応的な状況把握と任務成功を強力に支援する。なお、日本国内ではNTTドコモが代理店として2022年3月より法人向けに販売を行なっている。

Official Name (正式名称)Skydio X2D
Country of Origin (開発国)アメリカ合衆国
Manufacturer (製造メーカー)Skydio, Inc.
Designed (設計年)ベース機となる軍事・企業向けシリーズ「Skydio X2」の開発が正式発表され、基本設計が確定した設計年は2020年(7月)であり、その後米軍の「Blue sUAS」プログラム等の承認を経て量産機のデリバリーが開始され、アメリカ海軍やイギリス国防省、アメリカ陸軍(SRRプログラムに基づくRQ-28Aとしての運用)などでの公式な運用開始年となったのは2021年(5月)である
Primary Operators (主な運用組織)アメリカ合衆国アメリカ陸軍(短期偵察[SRR]プログラム・トランシュ1の制式UASとして選定され、軍用識別符号「RQ-28A」として platoon(小隊)レベルへ数千機規模で本格配備。フォート・ベニングのSmall UAS Master Trainer Schoolhouse[小型UASマスター・トレーナー・スクール]をはじめ、第75レンジャー連隊・第3大隊[3rd Battalion, 75th Ranger Regiment]などの精鋭・前線戦闘部隊に統合・運用中)、アメリカ空軍(第436任務生成群[436th Mission Generation Group]などの航空基地維持・機体外観検査部隊、および爆発物処理[EOD]プログラム、空軍中央軍[AFCENT]管轄の中東空軍基地警備部隊において運用管理)、アメリカ海軍(艦載・遠征部隊における有機的ISRアセットとして導入)、アメリカ海兵隊(遠征前方基地作戦[EABO]における部隊レベルの低高度戦術索敵アセットとして全軍種で運用)
カナダ:カナダ海軍(艦載および沿岸遠征部隊用の有機的戦術ISRアセットとして「Skydio X2D」が正式導入・現役運用)
イギリス:イギリス陸軍 / イギリス国防省(2022年6月に締結された300万ポンドの調達契約に基づき、陸軍の前線作戦部隊および戦術偵察評価ユニットにおいて広域ISRアセットとして正式導入・運用管理中)
ウクライナ:ウクライナ軍(ウクライナ国防省および独立系専門ITドローン部隊「アエロロズヴィドカ[Aerorozvidka]」などの前線戦闘部隊。米政府の資金援助や直接寄贈により1,000機以上の軍用・二用途[dual-use]バリアントが供給され、対抗環境下での戦術情報収集・索敵任務に実戦投入中)、ウクライナ検察庁(Office of the Prosecutor General / 国際開発庁[USAID]を介して寄贈された機体を用い、最前線および解放領土における戦争犯罪・インフラ破壊の証拠収集・記録アセットとして法執行・準軍事運用)
ニュージーランド:ニュージーランド陸軍(2023年12月に正式調達が発表され、2024年以降に前線部隊への配備および戦術ISR運用マニュアルの統合を順次開始・運用中)
インド:インド陸軍(2024年末に調達契約を締結。Skydio社との提携のもと、現地企業AeroArc社がライセンス生産・ローカライズ製造を行う高高度・過酷環境対応の公式派生カスタムモデル「Trinetra(トリネトラ)」を導入し、国境警戒および戦術ISRアセットとして部隊配備・運用中)
イスラエル:イスラエル国防軍(IDF / 2023年10月以降、戦術偵察即応アセットとして防衛調達が行われ、初期ロットの100機以上が地上戦闘部隊および市街地索敵・ISR任務に直接実戦投入・運用中)
Crew (乗員)0名(コンパクトに折りたためる小型ドローン)
Dimensions (寸法):全長、全幅(翼幅)、全高L (全長):飛行時(展開時)0.66 m (2.17 ft) / 折りたたみ時(バッテリー除く)0.30 m (0.98 ft)
W (全幅/翼幅):飛行時(展開時)0.56 m (1.83 ft) / 折りたたみ時(バッテリー除く)0.15 m (0.49 ft)
H (全高):飛行時(展開時)0.21 m (0.69 ft) / 折りたたみ時(バッテリー除く)0.10 m (0.33 ft)
Empty / Max Takeoff Weight (自重 / 最大離陸重量)自重(バッテリーを含む機体重量):1.325 kg (2.92 lb)
最大離陸重量:1.525 kg (3.36 lb)
Powerplant (エンジン):型式、推力4x Brushless Electric Motors
推力(出力):リチウムイオンポリマーバッテリー駆動のブラシレス電動モーター4基によるクアッドコプター推進システム。各モーター個別の公式馬力や定格推力数値は非公開
Max Speed (最大速度):マッハ表記、高度別の速度最大速度 40 km/h 〜 50 km/h (25 mph 〜 31 mph) ※無風・海面レベル、マッハ表記換算で約 0.03 Mach 〜 0.04 Mach
Combat Range (戦闘行動半径) / Ferry Range (航続距離)航続距離(Max Range / 通信リンク最大運用限界半径):最大 6 km 〜 10 km (3.7 miles 〜 6.2 miles) ※運用周波数(1.8 GHz帯で最大10km、5 GHz帯で最大6km)およびマルチバンド構成による。最大連続滞空(飛行)時間は最大35分
Service Ceiling (実用上昇限度)11,200 ft 〜 12,000 ft (3,414 m 〜 3,657.6 m) 密度高度(※平均海面の上昇限度仕様による)
Hardpoints (ハードポイント):ミサイルや爆弾の搭載能力None
Fixed Armament (固定武装):機関砲の口径、弾数None
  1. By U.S. Army photo by Spc. Elijah Magana – This image was released by the United States Army with the ID 250114-A-VC863-1100 (next).This tag does not indicate the copyright status of the attached work. A normal copyright tag is still required. See Commons:Licensing.العربية ∙ বাংলা ∙Bahaso Jambi ∙Deutsch ∙ Deutsch (Sie-Form) ∙ English ∙ español ∙ euskara ∙ فارسی ∙ français ∙ italiano ∙ 日本語 ∙ 한국어 ∙ македонски ∙ മലയാളം ∙ Plattdüütsch ∙ Nederlands ∙ polski ∙ پښتو ∙ português ∙ русский ∙ slovenščina ∙ svenska ∙ Türkçe ∙ українська ∙ 简体中文 ∙ 繁體中文 ∙ +/−, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=158000594

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